日本酒には栄養成分が非常に多く含まれています。 その数は700種類にものぼるという説まであるぐらいです。 日本酒は米と米麹を発酵させることによって製造される醸造酒ですが、原料や発酵の過程で生まれる栄養成分がそのまま残ります。そのため、日本酒には多くの栄養成分が含まれるわけです。
日本酒の効用として、まずあげられるのは身体を温める効果です。 日本酒には血管の働きをスムーズにして体温を上げるのを助ける「アデノシン」という成分が多く含まれています。
また日本酒はタンパク質のもととなるアミノ酸を多く含んでいます。 タンパク質は健康な身体をつくるのに必要不可欠な栄養成分です。 日本酒にはタンパク質の働きをサポートするビタミンB6も多く含んでいます。 さらにアミノ酸には、心筋梗塞・動脈硬化・肝硬変などの生活習慣病を防ぐ働きも期待されます。 このように多様な効能が期待される日本酒ですが、大量に摂取したり、空腹の状態で飲んだりすると、肝臓に大きな負担をかけてしまいます。日本酒を健康的に楽しむためには空腹時を避けて、おつまみと一緒にほどほどに飲むようにしましょう。
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